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~ワードプレス関連~

WordPress専用レンタルサーバーで人気5件をスペック徹底比較しました

      2020/04/25

WordPress専用レンタルサーバーを徹底比較

  • 「WordPressを使うなら、どこのレンタルサーバーがいいの?」
  • 「個人向けWordPress専用レンタルサーバーで最強スペックはどこ?」
  • 「レンタルサーバーの比較基準が分からない!」
  • 「WordPress専用レンタルサーバーにするメリットは何?」

疑問を解決するためにWordPressに特化したチューニングがなされているレンタルサーバーの徹底比較を行いました。

レンタルサーバーのスペック(処理速度・通信速度)を比較

wpX
JETBOY
Z.com Web Hosting
COREPRESS Cloud
Sova WP

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レンタルサーバー名CPUメモリGbpsRAIDSSDNginxPHP7
wpXIntel Xeon E5-2630 v396GB2GbpsRAID10
Z.com WP( 旧:WPCloud )10GbpsPHP 5.6
COREPRESS Cloud
JETBOYIntel Xeon E5-2690 v3128GB1GbpsRAID1 / RAID5
Sova WP×

Z.com Web Hostingは、Z.com WPという新しいWordPress専用のサービスを展開しているようです。

-(横線)が入っている箇所は非公開。お問い合わせしても教えて頂けませんでした。

ディスク容量

まず、どこのレンタルサーバーでも記載されているディスク容量ですが、大抵のレンタルサーバーは、使い切ることは不可能なほど大容量です。撮影した写真を圧縮せずにそのままアップロードしたり、動画をアップロードするような方で無ければ、心配ないレベルです。
なので、ディスク容量については項目に入れません。

CPU

CPUは、個人用のパソコンで言うと、「Intel Core i7,Intel Core i5」などに当たり、処理速度はCPUによって決まります。CPUを公開しているレンタルサーバーは、XserverJETBOY のみでした。

公開されていないレンタルサーバーについては、実際にコンタクトフォームから問い合わせて確認してみました。

Sova WP の回答

アクセス傾向等に応じて自動で上下する部分があり、スペックの詳細は非公開となっております。ご了承ください。プラン表では想定アクセス数をご案内しておりますのでそちらを参考にしていただければ幸いです。
https://admin.sova.sg/ja/plans
Sova – Vending Machine for ‘Tuned’ Software
Vending Machine for ‘Tuned’ Software

Z.com の回答

お問い合わせの件につきまして、ご回答いたします。
恐れ入りますが、Z.comにつきましては下記URLを
ご確認くださいますようお願い申しあげます。

■Z.com スペック
https://wp.z.com/jp/spec/

COREPRESS Cloud の回答

申し訳ございませんが、
・コアCPU数
・メモリ数
・〇Gbps

などの情報を公開いたしておりません。
COREPRESS Cloud は、その名の通り「クラウド」ですので、状況に応じて動的にリソースが割り当てられます。

やはり、非公開ということでスペックの確認が出来ませんでした。

メモリ

ディスク容量とメモリの例え

メモリを例えると、メモリがデスクで、ディスク容量がキャビネットです。
ディスク容量が大きいと、たくさん書類を収納できて、メモリが大きいと、たくさんの書類を同時に開くことが出来ます。
メモリについては、JETBOYが一番のようです。

Gbps

Gbpsとは、データ伝送速度です。

Z.com の 10Gbps という数値が気になったので、問い合わせてみました。

Z.com の回答

お問い合わせの件につきまして、弊社の10Gbpsはネットワーク
速度を指すものとなりますので、Xserverの記載については
[2Gbps高速ネットワーク]の部分にあたるかと存じます。

とのことです。

RAID(レイド)

RAIDは、冗長性と共に容量の小さなHDDをまとめて一つの大きなHDDとして扱えるようにする技術。

情報源:基礎から押さえるRAID講座

つまり、たくさんのHDDを組み合わせて、1つのHDDのように扱えるようになる通信技術のようです。

RAID1

メリット

  • 1台のHDDに障害が発生してもシステムは稼働し続けることができ、復旧も早い。
  • 構成するHDDの台数が増えれば、耐障害性も高くなる。

デメリット

  • 複数台のHDDに同一データの書き込みを行う為、通常の単一ドライブへの書き込みよりも時間がかかる。
  • 使用可能な容量は構成するHDD(最も容量が小さいHDD)1台分の容量。構成する台数が増えるほど利用効率は悪くなる。
  • 単一ストレージの大容量化、高速化を目的としていない。

RAID5

メリット

  • 構成HDDの1台が壊れた状態でも稼働が可能。
  • 破損ドライブを交換しリビルドを行うことでシステムを正常な状態に回復できる。
  • パリティの保存には構成HDDの数にかかわらず1台分の容量しか使用しない為、構成HDDの数が多いほど容量効率も向上する。
  • データの読み出しは複数ドライブから同時並行的に処理されるので高速。構成するドライブ数に比例して速度の向上も見込める。
  • パリティも分割して記録される為パリティドライブのボトルネックは存在しない。

デメリット

  • データの書き込み/更新時にはパリティの作成/更新を伴う為、書き込み性能の面では決して高いものではない。
  • 2台以上のドライブに障害が発生した際には回復不可能となる。
  • 1台故障時にトラブルに気づかない例が多く、致命的な障害が起きやすい。
  • 最低3台のHDDが必要な為、導入コストが若干高くなる。

RAID10

メリット

  • 同一のミラーセットを構成するHDDが故障しない限りは修復可能な高い耐障害性。(2台のミラーセットx2の計4台で構成されたRAID10の場合、各ミラーセット1台づつ計2台の故障にも耐える事が可能)

デメリット

  • ミラーリング構成の為使用可能HDDの2倍のHDDが必要となり、容量効率がRAID5に劣る。
  • 最低4台のHDDが必要な為、導入コストが高い。

RAID5は、「データの読み出しは複数ドライブから同時並行的に処理されるので高速」とあります。

SSD(ソリッドステートドライブ)

ハードディスクドライブ (HDD) と比較すると以下のような特徴がある。

メリット

  • シークタイムがないためランダムアクセス性能に優れる
  • 物理的な稼動箇所がないため省電力、動作音がしないので静か
  • 物理的な稼動箇所がないためHDDよりはるかに振動・衝撃に強い

デメリット

  • 容量単位の価格がHDDより高い
  • フラッシュメモリを用いたものでは、書き込み・消去(内部動作)のたびに素子が劣化するため、サーバやデータベースなどの用途では寿命が短くなる場合がある
  • フラッシュメモリを用いたものでは、故障時のデータ復旧の技術は現時点では確立されていない

情報源: ソリッドステートドライブ – Wikipedia

SSDは、HDDに比べてアクセス速度が速いことが分かる。SSDのデータ読込/書込速度はHDDの約3倍。
SSDを使うレンタルサーバーは「wpXZ.comCOREPRESS CloudJETBOY」とほぼ大半以上が移行しています。イマドキのレンタルサーバーでSSDを使用していない所は、避けた方がいいでしょう。

Nginx(エンジンエックス)

Nginxとは、WEBサーバーを構築するシステムです。以前は、Apacheが主流でしたが、より優れたNginxが登場し、移行するレンタルサーバーも少なくありません。
nginxの方が処理が軽く、大量のリクエストを処理するのに向いており、nginxの方がApacheより1.47倍処理能力が高い。

PHP7

WordPressサイトをPHP7に変更することで、確実にレスポンス速度が向上することを確認できました。今回の測定対象では レスポンス速度が 10%〜15% 、処理性能が 16%〜25% 改善されました。さらに、全く同じ構成のサイトであってもレンタルサーバーによって、改善率にかなりの差があることも分かりました。

測定対象は「プラグインなしの標準テーマ」を採用しているため、PHPの処理も最低限でしょう。それでも確実に効果があるため、多くのカスタマイズを施しているサイトであれば、よりPHP7の恩恵が大きくなることを推測できます。

少しでもレスポンス速度を向上させたいのであれば、PHP7への移行をおすすめします。

情報源: ソリッドステートドライブ – Wikipedia

PHP7は、全体的に処理速度が改善された上に、下位互換(以前のPHPバージョン)をなるべく保つように開発されています。WordPressでプラグインを入れ、処理不可が大きくなるほど、サイトボリュームが増えるほどにPHP7の恩恵を受けることが出来そうです。

レンタルサーバーの料金を比較

サーバー名 プラン名 初期費用(税抜) 価格/月額(税抜) 税込の年間総額
JETBOY ミニSSD 無料 年契約月額 817円
(年間9,800円)
税込10,584円
wpX wpXレンタルサーバー 5,000円 年契約月額 1,000円
(年間12,000円)
税込18,360円
Z.com WP エントリープラン 1,000円 年契約月額 400円
(年間4,800円)
税込6,264
COREPRESS Cloud CP-1 無料 500円
(年間6,000円)
6,480円
Sova WP スモールプラン 無料 1,980円
(年間19,800円)
19,800円
(シンガポールの会社なので日本の消費税は発生しません。)

一番安いのは、Z.com WPです。
ただ、スペックと料金を考えてコスパが良いのは、JETBOY
私が実際に使っているのはwpX、お問い合わせの返信が早い。

結局、どこのレンタルサーバーがいいのか?


WordPress専用レンタルサーバーの5件で性能で比較すると、wpXJETBOYが他の追随を許さないスペックを出しています。
私は、利用者の多いWPXをおすすめします。使い方や不具合などの対処法など豊富な記事があり、問題があったときヒントを見つけやすいので安心です。


JETBOYやwpXは、ハイスペックを特徴としているので、高速化するための新しい技術や拡張を常に行っておりアップデートされているので、古くなってサーバー移転したくなるようなこともないでしょう。

ある程度の期間、運用しコンテンツボリュームが増えた状態でのサーバー移転は、かなりの労力が掛かります。お試しだとしても導入するレンタルサーバーは慎重に選んだほうがいいと思います。(自分への戒め)

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