リアルな統計データから分析するSEO【ミドルキーワード】
2020/04/25
複合キーワードの統計データから見るSEO
前回は、ビックキーワードの上位5件を対象に分析しました。前回の記事 →
今回は、複合キーワードの中でも比較的、検索ボリュームの多い2単語の組み合わせ(ミドルキーワードという)の上位5件を対象とします。
モバイル対応などの項目を検証。
検証に使用させて頂く解析サイト
リアルな統計データから分析
- 他のデータと比較して高い数値をオレンジ、低い数値をブルーでハイライトします。
- 「ページランクのスコア」は、0~10の等級があり、PR10が最高となります。サイトを評価する指標の一つです。
- 「3ヶ月のドメイン来訪者/日」は、過去3ヶ月間・ドメイン全体の来訪者を1日平均にした人数です。
- 「3ヶ月の平均ビュー」は、過去3ヶ月間・1人が連続して閲覧したページの平均ページ数です。
- 「キーワード出現率」は、キーワードの出現回数を総単語数で割ったパーセンテージです。
- 「モバイル対応」は、スマホなどでアクセスした際のレイアウトが用意されているかどうかのチェックです。
「RWD」は、レスポンシブWEBデザインの略称です。「サブドメイン」は、スマホのアクセスをサブドメインへ振り分け。
「ディレクトリ」は、別ディレクトリへ振り分けしています。
キーワード ー SEO + 対策
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順位 | タイトル | Googleページランク | 3ヶ月のドメイン来訪者/日 | 3ヶ月の平均ビュー | インデックス数 | 被リンク | 総単語数 | キーワード出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | SEO対策|検索上位を独占するために弊社が行っている36の手順 | 4 | 84 | 1.6 | 1 | 10 | 4586 | 2.6 + 1.1 |
2 | 【SEOの新常識】2015年に向けて知っておくべき変化と対策 | 0 | 1.9 | 1.4 | 1 | 0 | 1354 | 2.5 + 1.4 |
3 | SEO対策のため、被リンクをどのように増やすべきなのか、悩んでいます。- ... - Yahoo!知恵袋 | 0 | 33440 | 18.4 | 1 | 0 | 2588 | 2.7 + 1.9 |
4 | FC2 SEO対策ガイド - 無料SEO対策は、便利なFC2ツールで。アクセス解析、検索エンジンランキングチェッカー等。 | 5 | 18650 | 7.46 | 3540 | 82 | 476 | 3.8 + 1.7 |
5 | 検索エンジン最適化 - Wikipedia | 0 | 117600 | 3.54 | 0 | 0 | 2842 | 0.8 + 0.1 |
「キーワード ― SEO + 対策」の上位から解析の内容を見ていきます。
1位:バズ部さんです。WEB関係のハウトゥーや解説の記事をアップしている有名サイト。総単語数が多く、キーワード出現率も最適。このような評価の高い有益なコンテンツが他にも数多くあるから、記事同士が評価を高め合い、相乗効果でYahoo!知恵袋やウィキペディアに勝っちゃうんですね。専門的な情報を書き続ける尖ったサイトがキーワードを制するのは、必然だと思います。
2位:確かに有益な情報を提供しています。キーワード出現率も最適。ですが、データでみると総単語数は十分ではなく、来訪者や平均ビューも少ない。突出した項目はないように見えます。解析で分からないのはリピート率や滞在時間ですね。専門性の高い情報ですので、リピート率が高いのでしょうか? はたまた、他ページで強力なコンテンツがあり、引っ張られているのか?このページの強さを解き明かすと、いろんなことが学べそうです。
3位:お馴染みのYahoo!知恵袋。私もプログラミングに行き詰ったとき、利用します。平均ビューが多いのは、問題を解決してあげたい回答者(神)が巡回しているんですね。
4位:インデックス数と被リンクが多いですね。ページランクも高いので、質の良いリンクのようです。総単語数は圧倒的に少ないのに、この順位なのはFC2の物量が後押ししているのでしょうか。
5位:さすがのウィキペディアもキーワード出現率が低くては勝てないようです。分析する時は、ウィキペディアが基準になりますね。
まとめ
今回 分かったことは、超有名な特大サイトでも 専門性が高くミドルキーワードを狙いすましたサイトには勝てないということです。そして、2位を見て分かるのが、SEOTOOLSのデータ以外にも評価対象がありそうで、滞在時間、直帰率やリピート率、コンバージョン率(表示されたときに、クリックされる確率)も重要度が高そうですね。他にも、サイト内 別ページとの相乗効果で順位を上げている場合、そのページだけを分析しても意味がないと思われ、さらに掘り下げて分析してみようと思います。
追記
キーワード「SEO 対策」で2位に表示されている「【SEOの新常識】2015年に向けて知っておくべき変化と対策」。
SEOチェックツールでは特筆するべき点(総単語数、来訪者や平均ビューが少ない。)がないのに、2位になっているところを見ると、何か秘密がありそうです。
この記事の他のキーワードでの順位はどうなっているのか?
「2015 SEO」で1位、「SEO 常識」で2位。
他のミドルキーワードでも上位を取得していることが、強さの要因か?
キーワード出現率を見ると、すべて2%以下に抑えており、2単語の組み合わせで4%程度になることを考えると、ミドルキーワードにおいて最適な出現率のようです。
他の記事もSEO関連がいくつかあり、どれもミドルキーワードで上位に表示されています。記事同士の相乗効果もありそうです。
このドメイン自体はどうでしょうか?
ページランクは3になっていました。
これも評価の対象ですね。
ミドルキーワードを狙うときは、複数の組み合わせで上位に表示させることが出来るよう、すべての出現率を2%以下にすることは、有効かもしれません。
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